「法定相続情報証明制度」って知ってる?

こんにちは、高島屋の株を持ってるケチ子です。

ケチ子は株主優待カード目当てに2020年に高島屋の株を購入した。株主優待カードは提示すると 数百円の食パンでも10%引いてくれるという優れもの。支払いは友の会の積み立て。ダブルでお得に。それだけでも十分満足なんだけど、最近高島屋の株価が上がって来て、今含み益が80%とケチ子の持ってる株では断トツの優等生。それに比べると原油先物は相変わらずの値動きなし。金額が大きく損切もできない・・・株は難しい。

ケチ子は定年で仕事をやめた年に銀行を整理した。現在は融資を受けている2つの銀行と地元の銀行3行に絞っている。ケチ子が死んだときはこの3行で続きをする。義父が亡くなったときに田舎の金融機関まで含め大変な手間だったので、ケチ子は子供達に面倒をかけないため自分で整理した(だんなさんの分も)

口座の名義人が死亡すると銀行の口座を閉じなければならない。この手続きがけっこう大変。その大変な理由は戸籍。銀行への提出書類の一つに「出生から死亡までわかる戸籍」と書いてある。

「出生から死亡までわかる戸籍」 って何?市役所に行くと取りたい証明書に何通か数字を入れる様式だが、 「出生から死亡までわかる戸籍」 という欄はない。ケチ子は「法定相続情報証明制度」の実施機関である法務局に電話してみた。

法務局の担当者から聞いた話をまとめるとこんな感じ。例えばケチ子の場合、生まれた時は手書きで戸籍が作られた。これが平成6年に戸籍法が改正されデータの電子化が実施された。もし結婚もせずずっと同じ戸籍にはいっていればこれだけで戸籍は2通。結婚して新しく戸籍が作られたのでここまでで3通。本籍地の移動をすれば移動する度に1通ずつ増える(例えば離婚とか再婚とか)。そして死亡すると除籍謄本が作られる。最低でも4通の謄本が必要になる。それだけで発行手数料は3,000円かかる(ケチ子の市の場合ーこれって全市共通なのかな?)。遠方の役所なら郵送してもらうため、定額小為替や普通為替を同封する。この小為替などの手数料も必要。

これだけ手間をかけ、お金をかけるのでこの 「出生から死亡までわかる戸籍」 は銀行の確認が終わると返却される。だから一行手続きが終わり、返却されたら次に銀行となる。だから8行とか多いと手続き完了まで時間がかかる。この時間のロスを解消しましょうってことで 「法定相続情報証明制度」 ができた。

法務局のHPに「法定相続情報証明制度の具体的な手続について」に書いてあるので、興味のある人は開けてみて。

相続人代表は必要な書類( 申出書 ・ 必要書類・ 法定相続情報一覧図 )を持って法務局に行き手続きをする。法務局では 「法定相続情報一覧図 」のコピーを発行(無料)してくれて、それが金融機関に提出する戸籍全部の代わりになる。これだとコピーなので返却を待たず同時に手続きができるというもの。

ケチ子のようにリタイヤしてるなら、平日に役所にも行けるし、電話もかけられる。でも働いていたらその度に休みを取らなくちゃならない。そんなことやってられない人は司法書士にお願いすることもできる。ある事務所の料金をみたら「 相続登記おまかせコース 」は約10万円からとなっていた。うひゃ~、最低でも10万円。戸籍が複数の市に存在すれなら、1か所いくらって上乗せされていくんだな。

レオパレス21を建てた時、税理士さんに払うお金が8万円と聞き、自分で始めた帳簿と確定申告。やればできるんだよ。特に今はヒマだし。だから「法定相続情報証明制度」を利用する時は絶対自分でやろうと思ってるケチ子でした。

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