個人事業主の退職金「小規模企業共済」節税にいいらしい

こんにちは、退職金は使い果たしたケチ子です。

60才で定年退職し、普段見慣れない桁の退職金が通帳に振り込まれた。10万、20万遣ってもなんかヘイチャラな感じ(ものすごく勘違いさせてくれるよね)だけど、この退職金、すぐケチ子の通帳から飛び立ってしまった(2棟目の自己資金)。もちろん退職までにある程度の貯金はしていたから、すぐに残金0ってことではないけれどね。これをだんなさんに言うと、「遣い果たしたんじゃなく、姿を変えた(アパートに)ってこと。」そうとも言える。毎月稼いでくれるから、それはそれでいいとしよう。

ケチ子は個人事業主になって15年。個人事業主とはいっても当時は仕事はしていて、お給料はそれなりに貰っていたし、退職金は当然そこから出ることが分かっていたから、個人事業主の退職金なんて考えたこともなかった。今年の確定申告で所得税が爆上がりしたことから、節税をしようかなといろいろ調べてみたら、ちょっといい話を見つけた。

それが「小規模企業共済」というもの。説明にはこのように書いてある↓

小規模企業の経営者や役員の方が、廃業や退職時の生活資金などのために積み立てる「小規模企業共済制度」。掛金が全額所得控除できるなどの税制メリットに加え、事業資金の借入れもできる、おトクで安心な小規模企業の経営者のための「退職金制度」です。

小規模企業の経営者には個人事業主も含まれる。 掛金月額は、1,000円から7万円までの範囲内(500円単位)で選択。支払った掛金の全額が所得控除の対象となる。たとえば掛金7万円であれば、最高84万円の所得控除を受けることができるというもの。凄いよね!84万円って、基礎控除48万円の倍近い。ケチ子の税率だと確実に10万円以上の節税になるはず。

確定申告書をよく見たら、所得から差し引かれる金額という欄に、ちゃんと「小規模企業共済等掛金控除」ってあったよ。

毎月の積立額は変更できるし、ちょっと経営が苦しい時には積み立てをお休みすることもできる。さらに苦しいときには、積み立てた額に応じた貸付も受けられる。金額に応じて100万円以下なら6か月か12か月。505万円以上なら最長60か月の返済となる。そして利率は年1.5% とかなりの低金利。

ケチ子は借入することはないと思うけど(物件買うのに借りられるなら借りたいけど、そこは不明)節税目的で加入しようかと思ってる。そして10年後にはまた退職金が手に入ると、捕らぬ狸の皮算用でニンマリしていたら・・・あららデメリットもあるんだ。

掛金納付月数が、240カ月(20年)未満で任意解約をした場合は、掛金合計額を下回ってしまい、元本割れしてしまうそうだ。いや、ケチ子はあと20年たつと86才。う~ん、ちょっと20年以上の加入は無理かもと思ってシュミレーションしてみた。

すると、10年の設定もできたし、満期の受取額は840万円の積み立てに対し、903万円とでた。節税の効果は所得税と住民税合わせて年約20万円だって。これって凄い節税効果だよね。収益が増えるのは嬉しいけど、税金も増えて、どんどん実質的な手残りが少なくなるのは悲しい。

詳しくはこちら→小規模企業共済

これは本気で検討しようかな。でもデメリットをもう少し研究してから結論を出すことにするつもり。

やっとアパート賃貸を事業として認識してきたケチ子でした。あと10年若かったらと悔やまれる。不動産は出会いというけれど、物件よりそれを紹介してくれる信頼できる営業さんとの出会いなんだよね。先の時間が少なくなってきたからこそ、本気をだす(あれ?夏休み終了1週間前からまとめて宿題する子供の頃の自分と変わらないような・・・)

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