相続登記を自分で 法務局の無料相談に行ってきた

こんにちは、管理会社のセミナーに参加してきたケチ子です。

ケチ子のアパートの1棟は東京のある管理会社にお願いしてる。そこは毎年食事付きセミナーを開催してくれる。今年もだんなさんと参加してきた。セミナーの目玉は竹中平蔵先生のお話。レジメ1枚持たず登壇して、キッチリ1時間話す。経済のこと、政治のこと、いろんな話題で飽きさせない。この人ってやっぱり凄い人なんだなあと思ったよ。セミナーの後はフレンチのフルコース。ケチ子のお目当てはこっちだけどね。

令和5年4月1日7から相続登記の申請が義務化される。義父が亡くなって大分経つけど、まだ相続登記はしていない。この際このほったらかしにしてる相続登記を自分でやろうと思って個別相談に行ってきた。

以前このブログで「相続登記の義務化2024年4月から 怠れば罰金も」という記事を書いた。その時はたいへんそうなので司法書士さんに頼もうかなって書いたけど、費用がね~、高いのよ。そこでなんとか自分でやれないかと思って調べてみたら、YouTubeで司法書士さんが丁寧に解説してるのよ!その動画から法務局のHPで解説してることを知り、そっちも読んでみた。すると、なんかできそうな気がしてきた。

法務省 相続登記申請のご案内

法務局のHPを開くと、最初の所に「相続登記が義務化されます。詳しくはこちら」とあるので、それをクリックする。すると法務省のHPに飛び、「詳しい内容はこちら」と6つのボタンが並ぶ。しかしこの6つのボタンは手続きには関係ない内容。その6つのボタンの下に小さく「手続き等の専用ページはこちら」と青字でかいてあるので、それをクリック。すると上記の狐が並んだページになる。(法務局 相続登記の御案内の青字をクリックすると飛ぶよ~)

「遺産分割協議編」と「法定相続編」の内容は全く同じ(多分。細かいところで違うところもあるのかな?)遺贈は戸籍の取得の方法が省略されているだけであとは同じ( 多分。細かいところで違うところもあるのかも?)

ケチ子とだんなさん、 「遺産分割協議編」 を熟読。だけど最初にこれを読むより、YouTubeの解説動画を見てからの方が理解しやすいと思った。

法務局の個別相談は電話で申し込む。相談は20分程度。申し込んでも1か月くらいは待たされた。

今回の相談のポイントは、①土地と建物の名義が違うこと、②登録免許税の計算の仕方、③支払い方法と金額が間違っていた時の対処法。一応固定資産税の通知書、自分で計算したメモ、申請書のひな型のコピーを持って行った。

①については土地、建物別々に2つ申請書を作り、それぞれ必要な書類を作って申請する。②端数の切り捨てはすべての評価額を合算したあとに行う。ケチ子はそれぞれ切り捨てて合算してた。これだと支払い金額が不足することがあるそうだ。③申請の時は金額のチェックはしないので、不足や過払いは後日連絡があるそうだ。不足は追加で支払うが、過払いは税務署経由で返金されるとのこと。

申請書の書き方でも、ちょっと不足があり、スタンプを押してくれて「この文言を追加してください」って言われた。それともっと詳しい資料を1部貰ってきた。これで多分大丈夫だと思う。

手続きの流れはこんな感じ。法務局には最低2回行く。郵送も可だそうだ。

申請書はこんな感じ。不動産の表示で、家、建物の他に共同で持ってる私道などがある場合、それも全部記載すること。法務局は申請された内容のみ登記になるので、これが抜けてますよ的なことは言わないそうだ。ケチ子は市から送られてきた固定資産税の納税通知書を持って行ったので、私道部分の抜けがないようにと言われた。

ケチ子はアパート購入でいつも司法書士さんにけっこうな金額を払うけど、それは登録免許税という税金が入っているから。司法書士さんに支払う分はそんなに多くない。個人の相続登記なら地域によって多少違いはあるけれど、5~7万円。これは登記だけ。戸籍収集や遺産分割協議書などの作成など丸投げならこの倍以上かかる。ちょっと頑張れば5~7万円節約できるならやらない手はない。だってもし書類に不備があっても罰金を取られたり、準備した書類が全部無駄になることはないから。不足があれば不足した書類を出せばいいし、やり直しでも申請書を指導された通りに書き直せばいいだけだもの。法務省のHPであれだけ丁寧に解説を出しているってことは、個人でやれってことだよ。

相続登記って、もうそれだけで0.4%の税金が国庫に入るのだから、罰金をつけてでも国民にやらせたい。でも登録免許税だけでも負担なのに、その上司法書士への依頼の料金が10万円以上もかかるならと躊躇する人は多い。だからできるだけ費用負担を軽くするため個人でできるように手続きの仕方を丁寧に載せているんだと思うよ。

できることは自分でやればタダ。人に頼めば費用がかかる。人件費が1番高いんだよ。いや、1番高いのは税金かも。いつも税金の支払いにため息が出るケチ子でした。

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