こんにちは、不動産購入に立地を第一考えるケチ子です。
ケチ子は昨年、子供が住むマンションを捜しに沿線沿いをいろいろ見学して回った。ケチ子は戸建て主義なので、マンション見学は今回が初めて。そして、いろいろ勉強になったよ。知らないこともいっぱいあったしね。

ある日Twitterにこんな記事の紹介が載ってたから、早速読んでみた。だって、ケチ子が「損する人」の中に入っているかもしれないからね。(入っていたらガッカリだよ)
新築マンションで損する人、得する人とは!?
購入前に知っておきたい不動産情報
でも、あまりに購入前の条件が違い過ぎて、これ比較にならないと思ったよ。
得する人代表Aさん 購入マンション価格5,000万円 頭金1,000万円 金利2%
損する人代表Bさん 購入マンション価格3,500万円 頭金350万円 金利2%
もちろん価格の高いAさんは都心部のマンションを購入。それに対しBさんは千葉県郊外となっている。今は千葉県でも駅近なら3,500万円では買えないから、当然駅から徒歩10分以上だよね。
この2人が10年後、住み替えをしようとして、Aさんは購入当時と同じ値段で売れるが、Bさんは値下がりした分、ローンを返しても145万円不足するという設定。
でも、本当にBさんは損したのか、ケチ子は考えてみた。
結婚を機にという設定なら、30才前後のサラリーマンだよね。30才のサラリーマンが1,000万円も貯金を持っているか疑問。多分、親の援助あっての1,000万円。それに対し、Bさんの350万円は本人が貯めた現実的な金額だよね。
5,000万円の新築マンションで都心部なら、1LDKぐらいしか買えない。それも王子あたり。それに対し、Bさんはファミリータイプの3LDKだと思う。
金利2%の返済をシミュレーションしてみたら、Aさんは月額169,541円返済。それに管理費が入ると住宅費は20万円以上になる。それに対し、Bさんは133,514円。管理費を入れて16万円位だよね。
ケチ子がAさんを勝ち組とは思わないのは、毎日の生活の質の問題。1LDKと3LDK、どっちが生活しやすいかってこと。一人じゃなく奥さんと二人。子供ができれば3人暮らしだよ。
AさんとBさんが同じ位の収入なら、住宅費の割合が低いBさんの方が旅行に行ったり、高い洋服を買ったりできるよね。Aさんは、ローンで手一杯なら趣味にお金を使ったりできないよ。
そして、10年後、本当に王子辺りで築10年の1LDKが建築当時の値段で売れるとは思えない。それに対し、堅実に貯金もしてきたBさんなら、それを売らずに賃貸に回し、10年間貯めてきたお金を頭金にして戸建てを購入。賃貸で得た収入はローン返済に回せるから、新しいローンの負担にはならない。そして、20年後、マンションのローンが終わり、家賃丸々がBさんの戸建ての返済にまわり、生活に余裕ができる。
結論、自分の収入に見合った物件を購入するBさんは、堅実に資産を増やし、老後も安泰。それに対し、親の力で背伸びした物件を購入したAさんは、貯金もあまりできず、いつまでも1LDKで不満を感じながら生活し、老後もずっと働き続ける。
しかし、実はこんなうまい結論にならないのが世の中。こんなAさんにはきっと最強の親がついている。(最初の1,000万円もポンと出してくれる子供に甘い親)だから、「マンション、狭いからもっと広い所に住みたいんだよね。」とかいうと、また頭金を出してくれたり、場合のよっては遺産相続で結構な資産を手に入れたりする。どこまでも苦労をしない人生になっている。羨ましいけど、親の資産で生活しているボンボンは世の中いっぱいいるよ。
多分記事を書いた人はケチ子ほど想像力がたくましくないと思うから、サラッとこんな設定にしたんだと思う。
損する人代表のBさん 、将来賃貸に回すつもりならあと500万円だして、駅歩10分以内の物件を買うべき。 これで本当の意味で安泰だと思う。
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