レオパレス大学で「成年後見制度」について学んでみた 知らないと怖いよ

こんにちは、ウォーキングを再開したケチ子です。

だんなさんが久しぶりにウォーキングをやる気になったので、ケチ子もついていくことにした。なかなか自分ひとりだとウォーキングも億劫。以前は2時間ぐらい歩いたけど、久々の再開なので片道30分を目安にしてる。できるだけ午前中に歩くけど、暑いよ。今日も気温は30度。もうバテバテだった。やっぱり体力が落ちてるよね。もう少し体力をつけないとと、頭では分かってるけど・・・体がね~。週3回は歩こうって思ってる。

以前から配信されてるレオパレス大学。6月16日に配信されたのが「成年後見制度 実際の運用②」成年後見制度についての3回目。レオパレス21でも成年後見制度の相談を受け付けている。3回目の内容に「 収益物件の建て替え 」という項目があったのでちょっと興味をそそられ、見る気になった。

結論は、「軽い気持ちで制度を利用すると、一生後悔する」ということ。家族にも大きな負担を残すことになる。

注意点① 1回後見人をつけたら、その人が死ぬまで費用が発生する

後見人には弁護士や司法書士が選ばれることが、 管理財産額が1,000万円以下であれば月額2万円、1,000万円超5,000万円以下であれば月額3~4万円、5,000万円超であれば月額5~6万円が目安となる。例えばアパート経営してる人なら、貯金、アパート、土地などまとめると5000万円超になることは珍しくない。月6万円なら年72万円。10年認知症のまま生きていれば720万円も支払わなければならない。得をするのは選ばれた弁護士、司法書士。貯金がドンドン減っていって、貯金が底をつけば家族が負担しなければならない。勿論選定までの費用もバカにならないよ。

費用についてはこちら→成年後見制度の手続きの流れとは?必要書類や費用も徹底解説

注意点② 後見人の交代が難しい

家族が後見人の仕事ぶりに不満があっても、余程のことがないかぎり交代は認められない。 後見人が辞任をするときも家庭裁判所の許可を得る必要があるため、 辞任以外の交代はほぼ無理。しかし例えばアパート経営をしたこともない人が、アパートの管理やローン、修繕に使うお金を適切に判断できるとは思えない。家族と話し合うにしても、家族がその後見人を信頼していなければ話し合うことさえ難しいと思う。

注意点③ 身内が後見人として認められるのは2割

費用が発生しないように親戚の誰かにと思っても、裁判所が認めないことが多いとのこと。特に家族間のもめごとがあり、だれかが反対すれば家庭裁判所は弁護士や司法書士の後見人を選んでしまう。

姉妹間の争いから同居の娘の元から連れ去られたに高齢女性の話は家裁も信用できないと思った。ぜひ読んでみて→86歳女性に勝手に後見人をつけて連れ去った冷酷な裁判所

この制度自体が欠陥だらけ。そのため法律ができてからの利用は 国内の認知症の人が約600万人に対し成年後見の利用者は2021年末時点で計約24万人、4%程度しかない。そのため見直しをする動きがでてきたそうだ。

見直しの内容は以下の通り。

  • 本人にとって必要な時に、必要な範囲でのみ利用できる制度とするべき
  • すでに成年後見制度を利用している人について、一定期間ごとに本当に後見制度が必要な状態か、見直す機会を設けるべき
  • 柔軟に後見人を交代できるようにするべき

ケチ子的には「本人にとって必要な時に、必要な範囲でのみ利用できる制度とするべき」って思ったよ。個人につくというより、家族の相談に応じケースごとにグループで協議し決定するみたいな制度だと利用しやすいと思う。それでもそれなりの利用料はかかるよね。

死ぬまで判断力がキープしたいと思ったケチ子でした。できるのがいいに決まってるけど、こればかりはね~。頭がボケるまでに現金を貯めて、アパートを家族に託せるように準備しないと・・・。

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