OYO LIFE 完全撤退 レオパレス21のマネしてもレオパレス21を超えられなかった

こんにちは、3棟目のアパートの管理契約を結んできたケチ子です。

3棟目のアパートは建売。購入した時にはすでに入居者さんが決まっていた。だから募集期間のタイムラグがなく、契約、支払いなんどの手続き完了後6月分から家賃が入ってくるとのこと。これは嬉しい。だけど、やっぱり自分の好みとか考えとかは反映できないから、愛着は今一つ。4棟目はやっぱり土地探しからやろうかな・・・その前に自己資金貯めなくちゃ!

OYO LIFEのことは以前書いたことがあるけれど、いよいよ5月いっぱいで完全撤退となる。 OYO LIFE の売りは「スマホ一つで手続き完了。 初期費用や光熱費の手続き不要で気軽に引っ越しができる新しい賃貸サービス 」ってことだった。レオパレス21のアパートは家具家電付き。本当に生活に必要な身の回りのものを持ち込めばすぐ生活できるようになっている。だけど、電気、ガス、水道は普通の賃貸と同じように個人が手続きしなくちゃならない。そこも簡単にしたところが OYO LIFE 。たしかガスは退去の時に立ち合いが必要だったかな?こういうのって地味に面倒くさいよね。だから、それさえもなくしちゃえって OYO LIFE は鼻息荒く始めたんだけど・・・うまくいかなかったんだよ。敷金無しっていっても 予約手数料 15,400円と清掃費35,200円が初回支払い時に請求だし、光熱費は家賃に上乗せされているんだし・・・

Yahoo!ニュース「 黒船「OYO」、不動産賃貸の手痛い挫折が残す教訓 」

OYO LIFE に物件をサブリースしていた大家さん、契約解除の 2か月前に 知らせを貰いびっくりしたそうだ。だって1棟丸ごとだから2か月後には全空になるってことだもの。新築で20室以上あった物件。サブリース料は想定家賃の85%だったから最初はちょっと渋ったそうだ。でも、そこで契約すれば一瞬で満室ってことだから(当時は OYO LIFE は勢いのある企業だったし、世間からも注目されてたよね)契約したとのこと。ケチ子だったらやめとくけどね。だって新築なら余程立地が悪くなければ入居者さんは決まるもの。

レオパレス21の家具家電付きアパートはもう20年以上もやっている。LPオーナー会とテレビ番組の罠に引っかからなければ今でも安泰だったと思う。この事業モデルはだれもマネできないんだから。この2年間は本当に会社は大変だった。その大変な時期にOYO LIFEは乗り込んできたけど、レオパレス21のお客を奪うことはできなかった。それはなぜか?ケチ子は、レオパレス21という統一された建物の魅力なんじゃないかと思う。 OYO LIFE は、各地のアパートと次から次へとサブリース契約を結んだけど、間取りも大きさもみんなバラバラ。 OYO LIFE の統一されたイメージはなかったと思うよ。だから次の引っ越し先を OYO LIFE にはしない。だけどレオパレス21の入居者さんは、次もレオパレス21の建物にする人が多い。それは便利なのが分かっているから。室内や設備のはずれがないのも安心感につながるよね。(壁が薄いとか、外の音が聞こえるとかは、悪意のあるウワサ、都市伝説だからね)

レオパレス21は入居率UPを目指して頑張っている。人員削減をするにあたって建築部門もなくした。OYO LIFE の失敗から学ぶことがあるとしたら、それはレオパレス21のブランドイメージを維持するために新しいアパートを建て続けること、建築部門の復活だと思う。建て替え需要をみすみす逃してはならないと思う。フォートレスのアメリカ式合理主義でやっていくことは、結局今のオーナーさんたちを手放すことに繋がり、レオパレス21の終了を意味すると思う。日本的な家族主義こそレオパレス21の発展の基礎だったはずだよ。

レオパレス21の建築部門が復活したら、4棟目はレオパレス21で建てたいケチ子でした。2棟目はホント外観もカッコいいんだよ。1棟目はシマシマ模様の例のやつ。こっちは・・・(カッコ悪いっては言ってないよ)

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