退職金の額を知らずに退職を迎える人31.6% 老後資金2,000万円に入れるの忘れてない?

こんにちは、退職金を受け取って舞い上がったケチ子です。

退職金を受け取った直後、やっぱり持ちなれない金額にちょっと頭がおかしくなっていたと思う。メチャクチャ高いワインを買ってしまった!それも3本も。ワインって当然年数がたてばドンドン消費され、20○○年のワインって減っていく。だから値段が上がり、今買えばお得みたいな話を聞いて、「値上がりするかも!」って買ってしまったんだよ。でも冷静に考えて普通の家庭で保管されたワイン(一応専用の冷蔵庫で保管)なんてだれも買わないよ。子供にも「残されても困るから、元気なうちに飲んじゃって」って言われてる。はあ~。

老後資金2,000万円問題って、金融庁がだした 【金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」】の中から、ここだけクローズアップされ、マスコミが大騒ぎしたんだよ。だけどこのレポートは、 国民の 現状と将来の生活を見据えていろいろな提言をしたもの。よく読むと勉強になるよ。そして、その中の提言の基礎資料になったものが、フィデリティインスティテュート退職・投資教育研究所 の調査。調査結果をもとに「第119回 自分の退職金の金額を知っていますか?」の記事を発表してる。

この結果、なんと3割の人が受け取るまで知らなかったと答えている。この3割の人は「お金が十分にあり、老後の心配をしていない」か「家計は奥さんに任せている。家に貯金がいくらあるかも知らない」という昭和の人だよ。ケチ子達の世代より上の人って、「男は仕事。家のことは女の仕事」って感覚普通だったからね。

この金融庁のレポートには、こう書いてある。

退職金の金額の大きさを踏まえると資産運用に回す金額は多額である と言えることから、こうした投資を行う際には、運用方針や資産運用にあ たって必要な金融に関する知識を、事前にある程度は身につけてから臨む ことが望ましいと言える。

だから、貰ってから慌てて投資するとダメだよってことだよね。事前に金額を知って、どんな運用方法があるか、運用のリスクを十分理解しておかないと、結局お金を無くすことになるよと、ちゃんとアドバイスが書いてある。

それから、老後資金2,000万円問題で「そんなに貯金ないよ」っていう人が多かったけど、実は退職金の額を把握してなくて、すっかり忘れてたって人もまあまあいたんじゃない。退職間近で800万円ぐらい貯金があり、個人年金も積み立てていたりしたら、退職金と合わせれば足りるってことなんだよ。

退職金は年々減少傾向だから、その分自分で資産形成をしていかなくちゃならない。 iDeCo( 所得控除を受けられ所得税や住民税を軽くしてくれる老後資産形成制度 ) や つみたてNISA (運用益非課税)などが最近では注目されている。ただし、これらは貯金ではないので、車を買うからとか、ローンの繰り上げ返済にみたいな急な支出には対応できないよ。だから若いうちから取り組むのも大事だけれど、まずは生活防衛資金を貯めてからの取り組みだね。

図書館で金融の本を予約したケチ子でした。最近話題となっている本をネットで調べ、5冊ほどリクエストしたら「全部あります」って。図書館ってありがたいよ。5冊買ったら結構な金額だもの・・・

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