老後資金不足の人が知っておくべく事 年金を定期預金みたいに使える「さかのぼり請求」と金額を増やす「繰下げ受給」 

こんにちは、アプリで英単語(中学レベル)の勉強を始めたケチ子です。

「mikan」という英単語を勉強する無料アプリがある。英単語が表示され、意味の選択肢が4つ出てくるので正解をタッチするだけ。ほぼ中一レベル。もっと学びたい人は有料になる。それでも「こんなの習ったっけ」「あ~これ、こんな意味だったのか」とか、結構面白い。瞬時に選ばないといけないけど、文字を読む時間、頭に入る時間、反応する時間が遅くなっていることを実感。今日覚えても明日には忘れちゃうかも・・・まあ、勉強というより時間潰しのパズルゲームと割り切ろう。

自営の人や専業主婦に人は国民年金しかないため、貰える年金が少ない。昔は自営の人は定年がなく、死ぬまでお店をやって、日銭が入り生活に困ることもなかった。でも、平均寿命が85才、健康寿命が72才の日本。死ぬまで日銭を稼ぐことは難しいよ。だから年金で暮らすことを想定し、年金の不足分は自分で用意しなくちゃならない。だけど、人間いくつまで生きるか分からないから貯金もどれくらいあればいいのか本当のところ分からない。

そこで、年金が不足してる人に、何もしなくても年金が増える方法がありますよってことで、「年金繰下げ受給」という制度がある。年金の受給金額が70才で42%増になる。月65,000円が月92,300円まで増えるから、夫婦二人なら184,600円だから、なんとか暮らしていける金額だよね。それに蓄えがあれば、生活費は年金で、たまの旅行は貯金からとなれば、安心して暮らせるね。そして、これをさらに拡大し2022年4月からは75才まで受給しないと82%の増になるとのこと。

日本年金機構

ただ、65才から受給するのを70才まで貰わないということなので、70才までは自分で稼いで生活をする必要がある。健康寿命を考えると、仕事があれば十分働ける年齢ではあるけれど、さらに75才までとなるとは厳しいよね。(人にもよるけど)

この「繰下げ受給」にはもう一つのメリットがある。例えば、70才で大きな病気をしてとか、災害で家が壊れてとか、大きな支出が必要になったとき、繰下げの前倒しを申請することで、その分をまとめて受け取れるという「さかのぼり請求」という制度。

70才のAさん、300万円が必要になった。年金受給は42%増しで受給予定だったが、「さかのぼり請求」をして3年分の年金を一括で受け取るとことした。3年分というと、67才から年金を受け取るという手続きを70才でするので、未払い分が一括でもらえるというもの。これだと年金の増額は42%ではなく、67才の24%増となる。65,000円×1.24×12か月×3年=2,901,600円。そして、70才からの受給ではあるけれど、Aさんは1.24倍の年金額を生涯受け取ることになる。大きな金額が一括で手に入るので、困った時のために知っておくべき制度だと思う。

詳しくはこちら→ 厚労省「 被用者保険の適用拡大について

いつの間にか消えてしまった「年金不足2,000万円問題」だけど、やっぱり国民年金だけで生活するのは難しい。65才以降も働けるなら働いて、繰下げで年金を増やすか、貯金を増やすしか手はないよね。45才定年にしたい企業、75才まで働いて年金受給を遅らせてほしい国。この差30年・・・ギャップありすぎ!

ケチ子は60才で「十分働いた」という気持ちになったけど、働きたいという人は働いていける時代となった。同じ働くっていっても週2日くらいからフルタイムまでいろいろあるから、自分のライフスタイルに合わせて選べばいいと思う。フルタイムで働いているケチ子の友達も「働くのが楽しい」って言ってるよ。

家に居るのが全然退屈じゃないケチ子でした。旅行に行くにしても安い切符、おいしいお店、気になるホテルなど調べ倒して、計画をたてるから時間がかかるんだよ。旅行プランを考えるだけで楽しい・・・働きに行ってる時間はない。

コメント