家計の金融資産 12月末は初の2,000兆円超え 年寄りは貯め込むばかり 老後不安の煽りをやめてほしい

こんにちは、地震の時はつい棚を抑えてしまうケチ子です。

ケチ子は地震対策として棚に転倒防止突っ張り棒をつけている。だけど多分気休めだよね。大きな地震がある度に棚の前から逃げるようにして、横から押さえている。やっぱり大震災からいろいろなことを学んだ。1番は「世の中、何が起きるか分からない」ということ。あれ以降、いつ災害がきてもいいように水や食べ物の備蓄をしてる。だけど水は時々飲んで新しいものと入れ替えしてるけど、缶詰とかレトルト食品とか普段食べようって気にならないんだよね。ということで、いざ災害になったら賞味期限切れなんてことになりそう・・・(対策になってない)

日本の家庭の貯金の総額が2,000兆円を超えたそうだ。

ヤフーニュース  家計の金融資産、12月末は初の2000兆円超え 預金の増勢続く=日銀

記事では12月の数字なので、ボーナス支給が押し上げ要因となったが、コロナ禍で消費が手控えられていることも、現預金の増加につながったと書いてあった。コロナ禍で、旅行も外食も控えていたらお金が貯まっちゃったってことだけど、このコロナ禍のマスコミ報道はひどいよね。まるで高齢者はコロナになったらみんな死んじゃうみたいな報道で、今まで通院してた人が、クリニックの待合室が怖いと通院を控え、薬をちゃんと飲まず持病が悪化したなんていう笑えない話もあったよね。

金融広報中央委員会が実施した調査によると、金融資産の平均保有額は単身世帯653万円、2人以上世帯1,436万円、中央値※は単身世帯50万円、2人以上世帯650万円となっている。60代の平均貯蓄額は 1,745万円 中央値 875 万円、70歳以上 の平均貯蓄額は 1,786 万円  中央値 1,000 万円となっている。年寄りはけっこうお金貯めてるんだよ。

2019年金融庁が発表した「老後資金2,000万円不足問題」は世の中に大きな影響の与えた。それまで「老後は年金で安泰」と思ってた多くの人にショックを与え、「年金破綻」に対する対処を始めろというメッセージかと疑う声もでた。あまりに世の中の反響は大きくて、金融庁は火消しに走り、次の年には年金で赤字にならない「モデルケース」を発表したけど、それはあまりマスコミなどに取り上げられず、今でも「老後資金2,000万円不足」は独り歩きしてる。

年寄り二人暮らしになって分かったことは、生活費はそんなにかからないってこと。食費と光熱費なんてたかが知れてるよ。下の表が2019年2,000万円不足になると示したグラフ。その下が2020年に火消しに走ったグラフ。実態を見難くするため実数を書かずパーセンテージだけの表示になっている。だから実態に即した数字は2019年の方だと思う。

食費は平均で約6.5万円。これは自分の工夫次第で減らすことができる。実際月2~3万円で生活してる人もいる。光熱水道費約2万円。これも節約しようと思えばできる。でも年寄りはエアコンや暖房を我慢するのはよくない。ここはケチらずに暮らす。教養娯楽費約2.5万円。年間30万円。こんなに使うかな?平均だよ?そして意味不明な「その他の消費支出」約5.4万円。これって孫費用?自分のこと以外に使う支出ってことかな?もし生活費がキツキツなら孫費用だってだせないよね。これがなくなれば毎月5万円の赤字は解消。だからこのグラフは別な意図で作られているんだよ。当時はもっと投資にお金が流れるようにという国に方針があった。「年金が不足するから、若いうちから投資をして資産を増やしておきましょう」というメッセージを若い人に発したつもりが、50代位の人が「あと10年でどうやって2,000万円も貯めればいいんですか!?」と悲鳴をあげて大騒ぎ。そして「投資」ではなく「年金破綻」の方に流れが行ってしまったとケチ子は見てる。

オミクロン株だって外国の情報だと「デルタ株より感染力は高いけど重症化リスクは低い」って言われてたのに、岸田さんは鎖国を宣言。水際対策でくい止めるとか言ってたけど、結局市中感染が始まったら、もう手に負えなくて、今は濃厚接触者とかの認定もグダグダになってる。 やっとまん防も解除されるらしいけど、この2年、ささやかな旅行の楽しみを我慢してた60代、70代は多かったと思う。ケチ子の行くスーパーでは、相変わらず「お買い物はできるだけ一人で」って放送を流している。これを止めないと消費は回復しないよね。ケチ子はまだ孫はいないけど、もしいたら一緒に買い物に行き、好きなものバンバン買ってあげると思う。一緒に出掛けて買い物して、一緒にご飯を食べて、孫の笑顔を見られたらいくらでもお金を出す年寄りはいっぱいいるよ。ワクチン接種3回目も順調に進んでいるなら、アメリカみたいに規制をどんどん外して、元の生活ができるようにして欲しいよ。

日本は保健制度がしっかりしてるので、老後の医療費用や介護費用はそれほど心配しなくていいと思ってる。もちろん高級な施設で至れり尽くせりの介護を受けたい人はそれなりの費用が必要だけど、そこそこの介護なら年金で賄える。夫婦で国民年金だけだとちょっと厳しいから、そういう人は老後の蓄えは必要。だから全部ひっくるめて老後資金不足を煽るのではなく、正確な情報をだすことで、経済も回復すると思うよ。まあ、大金を残して死んじゃったら相続する人と相続税ががっぽり入る国が喜ぶってことだから、それでいいと思ってるなら、他人がとやかく言うことじゃないけどね。

60代はお金を使うつもりのケチ子でした。70代は使いたくても使う体力がないと思う。お金があってもお使えなくなるってちょっと悲しい・・・

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