大家入門 確定申告は白色申告と青色申告どっち?

こんにちは。帳簿の記帳は自分でやってるケチ子です。

昨年新しいアパートを建てたので、通帳が2冊になり、記帳するお金の出入りも増えたので、記帳にすごく時間がかかっている。

ケチ子が1棟目を建てた時、レオパレス21から税理士さんを紹介してくれる話があったけど、ケチ子は断った。その頃、レオパレス21では、頭金を無利子で1200万円貸してくれて、それを5年間で収益から引いて返済することのなっていた。銀行の返済に加えてレオパレス21に月20万円も返済するから、手残りがほんと少なかったよ。だから、税理士さんに払う分を自分でやって節約しようと思った。

そこで、会計の本を買って勉強し、会計ソフトを購入して、青色申告会の人から記帳の仕方を教わった。ケチ子は最初から青色申告って思いこんでいたけど、個人事業主には白色申告というのもある。

じゃあ、どっちがいいの?白色と青色のメリット、デメリットについてまとめてみたよ。

1.白色申告の基礎知識

・事前申告がいらない

・法定帳簿

必要経費などの出ていくお金、お家賃などの入ってくるお金を記帳する帳簿のこと。収入、支出の金額、取引の日付、具体的な内容をきちんと記帳してさえいれば、形式は自由

・確定申告に添付する書類は収支内訳書2枚

2. 青色申告の基礎知識

・事前申告が必要ー個人事業主届

・複式簿記

・ 確定申告に添付する書類は 決算書3枚と賃借対照表

3.メリット・デメリット

白色申告メリットー帳簿が簡単で手書きでできる。添付書類の枚数が少ない。

白色申告デメリット ー家族に給料が出せない。赤字の繰り越しができない。控除額がない。10万円以上の品物を買ったときに、一括で減価償却できない。

青色申告のメリットー収益から65万円控除できる。家族に給料が出せる。赤字の繰り越しができる。30万円以内の品物は一括で減価償却できる。

青色申告のデメリットー複式簿記が難しい。手書きはムリなので会計ソフトを使ってパソコン入力。※会計ソフトを使うと提出用の決算書と賃借対照表は自動的に作られるから、ある意味メリット。

4.結論

ある程度の収入があれば青色申告がお得。特にサラリーマン大家さんの場合、収益が少ないと経費を差し引くと赤字だったり、とんとんだったりする。せっかくに65万円控除が生かせない。だから青色申告は無駄と思うかもしれないけれど、お給料からいっぱい税金を引かれているはず。その場合、お給料から赤字分を差し引いたのがその年の収入になるから、税金が戻ってくる。65万円控除って大きいよ。お家賃から経費を差し引いて65万円残れば、その年は収入が0円。税金がかからない。(もちろん税金の計算の仕方はもっと複雑だけど)

アパート1棟もっている規模なら、当然青色申告だよ。最初は複式帳簿のつけ方を覚えなくてはならないけれど、地元の青色申告会に入会すれば、いろいろ教えてもらえるし、2~3年やれば仕分けも慣れてくる。どうしても分からない時は、ネットで調べたり、青色申告会に電話したりすればなんとかなるよ。

今年は記帳指導の予約が取れたので、早目に確定申告ができそう。青色申告会では、記帳指導で帳簿や提出する書類を点検してくれて、それがOKならそのまま確定申告の申告書Bも作ってくれる。電子申告まで面倒をみてくれるんだよ。白色は全部自分でやらないといけないから、間違っていても気が付かないよね。その点、青色は点検してもらえるから安心して申告できるよ。


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