大家入門 アパート建築までにやること

こんにちは。不動産投資というとワンルームマンションを思い浮かべるケチ子です。

ケチ子がまだ仕事をしていた時、よく、ワンルームマンションを買いませんかって電話がかかってきた。「お金がないから。」って言うより、「お金は十分あるので、これ以上は要りません。」と言ったほうがしつこい勧誘がなかったよ。リタイヤするとそういう電話もなくなるのは、ケチ子の年齢まで把握されているってこと?どんだけ個人情報がダダ漏れしてるんだろう?ちょっと不安だよね。

アパートを建てることを決めて、お願いする会社も決まると、いよいよ本格的に建築に向けて動き出す。この辺が一番慌ただしい時期だね。

1.設計ー間取り、デザインを決める

アパートを建てるまでには、いろいろな情報を集め夢が膨らむけど、実際には土地の広さ、地域のニーズ、準備できる建築費などで、できることは限られてくる。

ケチ子の場合、45坪前後の広さ、3階建て9室規模が予算的にBESTだった。もちろん、地方の地価の安い所なら、同じ予算でもっと大きなものが建てられるけど、将来的なことを考え、東京近郊の土地にした。地価が高い分、収益はあまり良くないけど、ここなら何かあった時にすぐ土地が売れる。

レオパレス21では、ケチ子の希望の9室を無駄なく配置する設計をしてくれた。自分の家だと、ここにこの壁紙とか、この照明とか全部自分で決めなければならないけれど、レオパレス21の場合は、ある程度規格が決まっていて、所々オーナーの好みで選べる場所がある。それが、お風呂の鏡の付く面の色やトイレの部分的な壁紙だった。まあ、これくらいならレオパレスの方で決めてもらってもかまわないレベルだよね。

ケチ子は、外壁の色の割合はこだわった。外壁の色は、本社に出向きモニターに映してもらって確認した。最近はほんと便利!「ここをこの色にして」というと、パッパッと画面が切り替わる。ケチ子はダークな感じに仕上げたかった。でも、ポイント、ポイントにさし色を入れる案をアドバイスしてもらって最終決定した。けっこうオシャレな感じに仕上がって満足した。

あまりに気に入ったから、「1棟目もこの色に塗り直したい。」と言ったら、担当さんから「勝手に色は塗り直しはできません。」とくぎを刺されたよ。

2.着工金の支払い

具体的な設計が決まると、工事の契約をする。契約が終わるとさっそく着工金の支払い。もちろんこの段階で銀行融資が決まっているから、融資のお金が入るのと着工金の支払いは同じ日だった。

ケチ子の場合、ちょうどレオパレス問題で株価劇下がり、会社は大丈夫なのという時期に建築の話を進めていたから、本来は着工金、中間金、完成後の残金と3回の所、着工金、基礎ができた時、鉄骨が組みあがった時、完成後の残金と4回にしてもらった(と思っていた)。着工金は全体の1/8、中間金は2/8、これは鉄骨が組みあがった後に支払った。そして残り5/8は完成後に支払った。いつ、いくら払うかはレオパレスと銀行で決めているので、ケチ子は言われるがままに、振込用紙に数字や名前を書いて、ハンコを押すだけ。何千万円ってお金が右から左に動くって凄い!現金を見てないから実感が全然ないよ。それに、結局3回じゃん。普通は、3回均等なのかどうか分からないけど、今回は半分以上は、完成後の支払いだった。

3.地鎮祭

工事をするにあたって、地鎮祭をやるかどうかレオパレス21の担当さんに聞かれた。やらない人もいるらしい。でも、工事の安全は神様にお願いした方がいい。だから地鎮祭をやることにした。ここでも、ケチ子は出席しただけ。神主さんの手配から、もろもろの準備をレオパレス21の方でしてくれて、支店長さんや現場監督さんなど関係者の人が来てくれて、厳かに地鎮祭ができた。

そのお陰かどうかは分からないけど、工事は順調に終わった。事故がないのは何よりだよ。現場監督さんとは何回も会ったけど、真面目な人柄が仕事ぶりにでていた。いいアパートができたよ。

4.近所へのあいさつ

これもレオパレス21の担当さんが事前にあいさつに回ってくれたお陰で、ケチ子は地鎮祭の当日に近所にご挨拶に行った。地元にアパートを建てるなら、普段の付き合いもあるけど、離れた土地に建てる場合は、ほとんど会うことはないよ。それに、工事中のクレームななどもすべてレオパレス21の方で処理してくれた。

5.ケチ子的視点

・着工金の支払いは、いくらにするとかの相談はなく、いつまでにいくら支払う(振り込む)か言われるだけ。ただ、今回は事前にレオパレス21の重役さんとの面談があり、支払いについては希望を聞いてもらえた。お金だけ払ったけど、会社が無くなって工事は途中で終わりというのが1番心配だった。ほぼ出来高払いだったので安心して工事を見守ることができた。

・建築までにすることはたくさんあるけれど、大手の業者さんにお願いするのであれば、ほとんどを手配してくれる。大手の業者さんの場合、ブランドイメージがあるから、デザインなどはほとんど決まっている。そして集客まで面倒見てもらえるので、大家としてほとんど仕事がない。お金を払うことが仕事だね。

・地鎮祭は気持ちの問題。神様は信じないという人には必要がないと思う。でも、普段は無信心なケチ子だけど、神事の時は厳かな気分になった。やってよかったと思っている。

こうやっていろいろ思い出してみると、ほぼレオパレス21の担当さんに任せっきりだったなあ。まあ、安心してお任せできる人だったってことだよ。

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