定年が45才になる⁉ 会社は厚生年金を払いたくないだけ 老後の費用は自前で準備する悲しい国になる日本

こんにちは、ヤオコー20%引き大好きケチ子です。

スーパーの値引きって普通は売れ残り商品。ところがヤオコーでは日替わりで20%引きをやってて、対象商品は全て20%引きとなる。そこでお米とか味噌とか、月に1回位しか買わないものはその日に合わせて買っている。数日前、レジで並んでいた時「歯磨き粉ないんだよ」「20%引きの日に買ってよ」と夫婦の会話に前に並んでいたご夫婦の旦那さん「えっ!そこケチるとこ?」って振り向いたよ。(偶然ではなくケチ子の顔を見たと思う)これはケチではなく節約だからね。

サントリーホールディングスの新浪剛史社長 が「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」と述べたそうだ。ハア~、何言ってんの、この人!

ヤフーニュース「 45歳定年制導入を コロナ後の変革で サントリー新浪氏

65才定年が出てきた時も「5年も長く働くのか・・・」って思ったけど、国は今企業に70才まで働けるように法整備を進めている。それは少子高齢化で労働人口の減少と国の年金支給負担を減らす狙いがあると思う。

厚労省「 高年齢者雇用安定法 改正の概要 」

そんな中「45才定年」「会社に頼らない姿勢」ってどういうこと? 経済同友会の夏季セミナー での発言だったので、その前後の話を聞かないと発言の真意は分からないけど、こういう発言が出てくる時は用心したほうがいい。

45才って、だいたいどこの家庭でも子供が中学生から大学生になる頃。教育費がびっくりするくらいかかる時期なんだよ。ケチ子の家でも共稼ぎだから子供の希望通りに大学院まで行かせたけど、一人分の給料はほぼ教育費に消えてたね。(美大ってお金かかるんだよ)それが、46才から給料が6割とか5割とかになってしまったら、子供に諦めてもらうことがでてくるよね。その前に結婚や子供を持つことさえ諦めてしまう話だよね。45才なら勤続23年。退職金だって60才の人と同じ額じゃないでしょ?数百万円の退職金持たされ、再雇用で6割の給料・・・会社にメリットしかないよね。

日本の給料はもう長いこと横ばいで、先進国の中では貧乏な国となっている。決して企業の業績が悪いのではなく、儲けを内部留保という貯金をしているから。その上、非正規雇用者が増えて、会社は固定費を減らしている。派遣の人の厚生年金は払わなくていいからね。

確か「派遣法」ができる前は、「自分で会社を選ぶ」とか「スキルアップに合わせて転職」「定年まで会社にしばられない」など、なんかバラ色の言葉が世間に流れていた。でも今、みんなバラ色の転職してる?むしろ非正規雇用が増え、そこを仲介する派遣会社が大儲け(中抜き)。そしてその仕組みを作った竹中平蔵は、パソナという会社の会長で大儲け。庶民はドンドン貧乏になってるんだよ。

国民年金だけだと、きちんと掛け金を払い続けた人でもだいたい6万円位。夫婦で12万円。ケチ子は厚生年金があるのでだんなさんと二人分で贅沢しなければ生活できる。これは23才から60才まで掛け金をかけてきたから。ところが45才なら掛け金は半分。支給額も半分。これじゃ生活できない。 給料が6割になったら老後資金を貯めるなんて無理なんじゃない。 65才までじゃなく死ぬまで働かなくちゃ生活できないよ。 このコロナ禍で生活が苦しくなっている人が増えているときにわざわざこんな発言をする意図はなんなんだろうと思ったよ。 新浪さんは政府の経済財政諮問会議(議長・菅義偉首相)の民間議員を務める人で、財務省の圧力を受けて 菅さんは何か やろうとしてたのかも・・・それとも国の「70才まで雇用確保」に反旗を翻しているのか・・・

60才で完全リタイヤしても、全く退屈してないケチ子でした。ブログ書いたり、お得な情報集めたり、時々大家の仕事をしたり・・・やることがいっぱい。ブログ書くにも、「あれってなんて言うんだっけ」「あの人、名前は・・・」と時間がかかってることも確か・・・老化は確実に進んでいる。

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